ニュースとイベント 2025年を振り返って──WirelessCar が歩んだ7つのハイライト 2025年12月22日 2025年の締めくくりにあたり、WirelessCar にとってのこの1年は、成長、協働、そして新たな機会に彩られた一年であったと振り返ることができます。当社は世界中で数百万台規模の新たな車両をコネクトし、主要市場での事業基盤を強化し、EV および SDVの両分野における技術・サービスを着実に進化させてきました。こうした一つひとつの取り組みが、パートナーであるグローバルOEMの皆様により高い付加価値を提供することにつながっています。これらのハイライトは、私たちが歩んできた軌跡を示すと同時に、モビリティの未来へとつながる確かな勢いを物語っています。 グローバルでの車両コネクティビティ拡大──WirelessCar の技術を搭載した車両は1,700万台に WirelessCar は現在、世界で1,700万台を超える車両をコネクトしています。今年だけで新たに300万台が加わりました。この継続的な成長は、OEM のお客様から寄せられている信頼の証であり、信頼性と拡張性に優れたコネクテッドサービスを提供する当社の基盤を一層強化するものです。1,800万台が視野に入る中、当社はより安全で、ユーザー中心のコネクテッドモビリティへのシフトを加速させていきます。 インド新拠点の開設によるグローバルデリバリー体制の強化 WirelessCar はこのほど、インド・ベンガルールに新たなデリバリー拠点を開設し、グローバルなサービス提供体制をさらに強化しています。カントリーマネージャーを務める Ajay Sundarのリーダーシップのもと、この拠点は世界中の OEMに対するサポート力を拡充するとともに、成長著しい同地域における中長期的な事業成長のための強固な基盤を築くものです。 EV充電をシンプルに──北米で Seamless Charging パイロットを開始 今年、WirelessCar は Blink Charging および ChargeHub と連携し、米国とカナダで Seamless Charging のパイロットを展開しました。EV ドライバーはアプリやアカウント登録を行うことなく、ケーブルを挿すだけで充電を開始できる“シームレス”な体験ができます。コネクテッドカーのデータを活用することで、これまで複雑だった充電プロセスをワンステップへと進化させ、日常的な EV 利用をよりスムーズでストレスの少ないものにする取り組みです。 SDV・EV ソリューションによる日本での OEM 連携強化 WirelessCar社は、昨年の東京オフィス設立を基盤に、日本市場へのコミットメントをあらためて明確にしました。今年は、大阪・関西万博におけるスウェーデン主催の「AutoTech Day」および「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」において存在感を示し、予知保全やSDV対応機能をはじめ、コネクテッドEV・モビリティサービスに至るまで幅広いソリューションを紹介し、グローバル展開を進める日本のOEM各社を支援していく当社の姿勢を強く打ち出しました。 オープンソースを活用した SDV 開発加速──WirelessCar 初の OSS プロジェクト 本年、WirelessCar社は社内開発者プラットフォーム向けに構築した初のオープンソースプロジェクト「NAuth」を立ち上げ、SDVコミュニティ全体に公開しました。オープンソースによる協業は、OEMが基盤的なコンポーネントを一から再構築する負担を軽減し、真の差別化につながるイノベーションへとリソースを集中させることを可能にします。 WirelessCarは「Open SDV Platform」を通じて、OEM各社がより迅速にイノベーションを推進し、SDV時代へ自信を持って踏み出せるよう支援していきます。 Techstars との協働を通じたイノベーション創出 WirelessCar は、モビリティエコシステム全体におけるイノベーションを強化する目的で Techstars とパートナーシップを締結しました。両社者は「Techstars & WirelessCar Connected Mobility Innovation Program」を立ち上げ、その一環として Techstars Startup Weekend Gothenburg を含む取り組みを展開しています。起業家と WirelessCar のエキスパートが一堂に会し、モビリティ課題の探求、アーリーステージのアイデア加速、新たなイノベーション創出に向けたケイパビリティの構築を進めています。 Pink Programming との新たなパートナーシップで、よりインクルーシブなテックコミュニティ 2025年、WirelessCar は Pink Programming とよりインクルーシブなテックコミュニティの実現に向けパートナーシップを締結しました。初の共同開催となる「Pink After Work」には約100名が参加し、WirelessCarの専門家がSDVやモビリティソリューションに関する知見を共有するなど、学びと交の場となりました。 本パートナーシップは、OEM各社に提供するイノベーションに、より多様な視点を取り入れることにつながる取り組みです。 コネクテッドカーサービスに関する当社の取り組みについては、ぜひブログやLinkedInページをご覧ください。また、当社Webサイトでは、導入事例や事業内容、ならびに各種ソリューション/製品について詳しくご紹介しています。 Gary Landström コミュニケーション・マネージャー ご連絡はこちらへ