私たちは長年にわたる何百万台もの車両走行から得られた実データと学習に基づき、自動車アプリケーションに必要な製品、位置情報・走行データ管理を開発しました。この製品は自動車の位置情報と走行データを管理して多様なデータを取得し、自動車がどのように、いつ、どこで運転されているかに関するインサイトを提供します。
自動車の位置情報と走行データを活用することで、長期的な車両開発プロジェクトに頼ることなく、事業内容を強化する新しいコネクテッドカーサービスを提供する機会が得られます。しかし、自動車向けサービスを有用でグローバル展開可能なものにするには、セキュリティと信頼性が必要です。自動車はそもそも、あちこち動き回るものであり、時にはトンネルやフェリーなどの環境の物理的な要因でデータストリームが中断されることや技術的あるいは法的な障壁によって中断されることがあります。また、大量のデータが発生するため、そのデータをビジネスインテリジェンスや位置情報サービスの基盤として活用するには、データを保存して効率的に管理し、さらにパッケージ化して利用できるようにする必要があります。
位置情報・走行データ管理は位置情報の取り込み、保存、公開のための統合が容易なソリューションをOEMに提供します。この製品は、車両位置検出、走行データ記録、交通経費レポート、国境・対応地域設定などのコネクテッドカーサービスを実装するための基盤となります。また、ドライバー行動などのより高度なサービスのために走行記録を外部データで強化することも可能です。車両が生成した位置情報は、この製品の車両APIにストリーミングされます。Android Automotive OSを使用している場合、当社の走行データ記録アプリケーションを使ったデータのストリーミングが可能です。データはその後、標準の形式に変換され、最後に確認された場所を表す単一の地点として、あるいは走行中の一地点として保存されます。
さらに、データセキュリティ対策により、プライバシーのあらゆる面を適切に処理し、GDPRなどの現地規制に準拠するようにします。また、この製品が提供するサービスAPIを使用すれば、場所と移動のデータに環境などの外部データを加えることやデータの変更が可能になり、そうした豊富なデータに基づいてサービスを構築することができます。
モバイルアプリのユーザーが利用車両の位置を確認し、その場所まで案内させることができます。位置が変更されれば、自動的に通知が受け取れます
出張先で簡単にラベル付けでき、走行した時間と距離の正確な情報を取得できるログを作成します。
走行中の運転特性を把握するためのデータを取り込むことで、ドライバー行動を可視化します。
気象情報、大気情報、交通・道路情報を走行データに組み入れることで、走行中の外部環境を可視化します。
自動車走行に関わる渋滞税や通行料などの料金を可視化します。プライベートまたはビジネスなどのラベルと組み合わせることで、ドライバーは出張関連の精算が容易になります。
運転制限の警告、ドライブモードの変更、旅程の一部をタグ付けすることで、運転できるゾーンを強制的に適用します。
私たちには、世界100以上の市場で1300万台を超えるコネクテッドカーをサポートし、最高の信頼性、品質、セキュリティを備えたデジタルサービスを提供してきた経験があります。また新たな知識や自動車業界における25年を超える経験に基づき、製品を継続的に改良し続けています。EVやカーシェアリングへの動きが加速する中、当社は、ドライバーの期待に応え、自動車会社のブランドロイヤルティを高めるために必要な位置情報サービスを提供できます。当社の製品、位置情報・走行データ管理は、位置情報の精度を高め、自動車会社に最高のコネクテッドカーサービスを生み出すことに専念できるようにします。
私たちはお客様の課題やビジョンについて学び、一緒に解決策を見つけ出したいと願っています。
